マッチングアプリの追いメッセージが怖い時の対処法

マッチングアプリを使っていると、突然相手から何通もメッセージが送られてきて戸惑った経験はありませんか？やりとりをしていないのに何度も連絡が来ると、「怖い」と感じる人も多いはずです。

最初は気軽な出会いを求めて始めたのに、追いメッセージが続くとプレッシャーや不快感が強まってしまい、アプリを使うのが嫌になってしまうこともあるでしょう。

ここでは、マッチングアプリでの「追いメッセージ」がなぜ怖く感じるのか、どんな相手がそういった行動を取りやすいのか、そして実際に怖いと感じたときの対処法を詳しく解説します。

マッチングアプリの追いメッセージって何？

まず、「追いメッセージ」とは何かを確認しておきましょう。追いメッセージとは、一度メッセージを送って返事がないにもかかわらず、さらに何通も連絡を重ねてくる行動のことです。

たとえば「忙しいのかな？」という文から始まり、「おーい」「なんで無視するの？」「返事ちょうだい」など、返事がない相手に対してメッセージを連投してしまう人がいます。こうしたやりとりは、受け取る側にとって精神的な負担となることもあるので注意しましょう。

とくに、やりとりが浅い相手や、まだ会ったことのない相手からの追いメッセージは、「怖い」と感じやすいものです。

なぜマッチングアプリの追いメッセージが怖いと感じるのか

マッチングアプリでの追いメッセージが「怖い」と感じられる理由には、いくつかの共通点があります。相手の行動がエスカレートしそうな不安や、自分のペースを無視されているような感覚が恐怖につながります。

ここでは、ユーザーがとくに怖さを感じやすいパターンを解説します。

返事してないのにどんどんメッセージがくる怖さ

一番よくあるのは、こちらが返事をしていないにもかかわらず、次々とメッセージが届くパターンです。

最初は「返信ないけど忙しいのかな？」という軽い文面だったのが、時間が経つにつれて「無視されてる？」「なんで返信くれないの？」と雰囲気が変わってくることがあります。

このような変化は、相手の感情がエスカレートしていく様子を間接的に見せられているようで、強いストレスになってしまうでしょう。相手の顔が見えないからこそ、どこまでエスカレートするのかが読めず、不安につながってしまうのです。

言葉遣いや内容に違和感を感じる

メッセージの内容にどこか違和感を感じる場合も要注意です。

たとえば、丁寧な文章だったのが急に命令口調になったり、馴れ馴れしい表現が続くようになったりすると、「この人ちょっとおかしいかも」と感じることもあります。

とくに、まだ会ったことがない相手に対して「会いたい」「なんで避けるの？」などと感情的な言葉を繰り返されると、不快感や恐怖感が強くなってしまうでしょう。言葉遣いの乱れは相手の人間性や本音を表すサインにもなり得ます。

既読スルーに対して過剰に反応してくる

メッセージを既読にしただけで、「なんで返事くれないの？」といったような返信を求める圧力をかけてくる人もいます。

SNSやLINEの文化では「既読＝すぐ返信すべき」というプレッシャーを感じがちですが、マッチングアプリはもっと自由であるべきです。返信のタイミングは人それぞれであるにもかかわらず、それに対して執着してくる相手は、恋愛でも束縛や支配的な行動に発展する可能性があります。

最初の段階で見抜いて距離を置くことが大切です。

マッチングアプリで追いメッセージを送ってくる人の特徴

追いメッセージを何度も送ってくる相手には、いくつか共通する傾向があります。

メッセージの頻度や内容だけでなく、その背景にある心理や性格を知ることで、あらかじめ距離をとったり、適切に対応することができるので確認しておきましょう。

不安感が強く承認欲求が高い

追いメッセージを何度も送ってくる人の中には、自分に自信がなく、相手からのリアクションで安心したいという気持ちが強いタイプがいます。このような人は、少し返事が遅れるだけで「嫌われたのでは？」「興味がないのかも」と不安になり、それを確かめるためにメッセージを連投してしまう傾向があります。

自分の存在を認めてもらいたいという承認欲求が強く、「返事が欲しい」という気持ちが抑えきれなくなってしまうのです。

こうしたタイプは恋愛関係に発展した後も、常に連絡を取りたがったり、不安定な言動を繰り返したりする可能性があります。出会いの段階でその兆候が見えたら、慎重になった方がいいでしょう。

恋愛経験が少なく距離感を測れない

恋愛に不慣れな人や、マッチングアプリ初心者に多いのが「どこまで連絡していいのか」がわからず、つい何度もメッセージを送ってしまうパターンです。本人に悪気はなく、単純に「好意を伝えたい」「もっと話したい」という思いから連投していることもあります。

ただ、受け手としては負担に感じやすく、時にはプレッシャーにもなるでしょう。

このタイプは誠実な人である場合もありますが、距離感の取り方を知らないことが問題です。きちんと距離を保てる関係を築くためには、最初の段階で無理なくやりとりができるかを見極める必要があります。

悪質な業者・勧誘・ストーカーの可能性も

追いメッセージがあまりにもしつこく、内容も攻撃的またはしつこい場合は、業者や勧誘、あるいはストーカー的な行動の可能性も疑うべきです。たとえば、LINEやインスタへの誘導がセットになっていたり、「早く会おう」「お金に困ってて」といった内容が含まれていたりする場合は要注意です。

中には最初は丁寧に接してくるものの、返事がないと見るや態度が急変するケースもあります。「返信しないと何かされそう」「怖い」と思ったら、即座にアプリのブロック機能や通報を利用してください。

安全のためには、自分の感覚を信じて距離を取ることが一番大切です。

追いメッセージが怖いと感じたときの適切な対処法

追いメッセージが届き始めたとき、「無視していいのかな」「一度だけでも返信した方がいい？」と迷ってしまうこともあるでしょう。しかし、相手の行動に恐怖や不快感を抱いた時点で、我慢をする必要はありません。

ここでは、実際に怖さを感じたときにどう対処すればいいのかを紹介します。

怖いと感じたら返信しない

「もしかしたら誤解かも」と思ってつい返事をしてしまうと、逆に相手に「まだ脈がある」と思わせてしまうことがあります。もし相手のメッセージに怖さや違和感を感じたら、無理に返事をしない方が安全です。

返事が来ないことで相手がメッセージをやめる可能性もありますし、それがきっかけで相手の本性が見えることもあります。自分が不安を感じるなら、それは「無視してもいいサイン」と考えてください。

どんどん追いメッセージがくるときはブロック

何通かの追いメッセージならまだしも、それが何日も続いたり、感情的になったりした場合は、即座にブロックするのが最も確実です。

アプリにはブロック機能が必ず用意されていますし、相手にはブロックされたことが通知されないことがほとんどです。相手とのやりとりが視界に入らないようになるだけでも、精神的にかなりラクになるでしょう。

ブロックすることに罪悪感を感じる必要はありません。マッチングアプリはあくまで「安全に使える出会いの場」であり、自分を守る権利があります。

通報して運営に相談

しつこい追いメッセージに加えて、暴言や脅しのような内容が含まれていた場合は、アプリの「通報機能」を使って運営に報告しましょう。

アプリの運営側は、ユーザーの安全を守るための対応をする責任があります。通報されたユーザーは警告や強制退会になることもあり、他の被害者を未然に防ぐ効果もあります。

また、通報は匿名で行えるケースがほとんどなので、自分の情報が相手に伝わる心配もありません。怖い思いをしたときは、自分一人で抱え込まず、運営の力を借りましょう。

安全にマッチングアプリを使うためのポイント

マッチングアプリを正しく使えば、素敵な出会いのきっかけになります。怖い思いをせずに楽しむためには、事前に相手を見極める力や、自分のペースを守る意識がとても大切です。

ここでは、安全にアプリを使い続けるための基本的なポイントを紹介します。

プロフィール文ややりとりで相手を見抜く

プロフィールやメッセージのやりとりには、相手の人柄が意外と表れます。たとえば、プロフィールが極端に短かったり、自己主張が強すぎる内容だったりすると、「距離感が近すぎる人かも」「誠実に出会いを求めていないかも」といった予測ができます。

やりとりの中でも、「すぐに会おうとする」「プライベートなことを根掘り葉掘り聞いてくる」など、初対面で踏み込みすぎる人には要注意です。逆に、丁寧で思いやりのある言葉を使い、やりとりのペースを尊重してくれる人は、信頼できる可能性が高いでしょう。

安全に使うためには、メッセージの内容を冷静に見つめ、「違和感」がないかを意識することが大切です。

自分のペースでやりとりを進める

マッチングアプリでは、相手のペースに流されるのではなく、自分のペースを大切にしましょう。相手がどんなに返信を急かしてきても、「今日は疲れているから返信しない」「この話題には触れたくない」と思ったら、その感覚を優先してかまいません。

自分が安心してやりとりを続けられるかを基準にすれば、無理のない関係を築きやすくなります。また、「ペースが合わない」と感じた時点で距離を置くのも、立派な自己防衛です。

無理に返事をしない、自分の感覚に素直になる、それだけでもストレスやトラブルを大きく避けることができるでしょう。

少しでも違和感を感じたら距離を取る

「なんかこの人ちょっとおかしいかも」と思ったとき、その違和感を無視しないようにしましょう。追いメッセージが怖いと感じるときに限らず、やりとり中にどこか引っかかる感覚があれば、それは立ち止まって冷静に考えるタイミングです。

相手がどんなに優しく接していても、過去のやりとりが誠実に見えても、「違和感」は将来的なトラブルの前兆かもしれません。ブロックや通報は、そのために用意されている機能です。我慢したり、相手に遠慮しすぎたりせず、自分の安心を優先してください。

追いメッセージが怖いと感じたら我慢せずにすぐに対応

マッチングアプリで出会いを探す中で、追いメッセージに対して「なんとなく怖い」「ちょっと気持ち悪い」と感じることがあっても、相談できる場所がなかったり、相手に悪気がないように見えて迷ってしまう人も少なくありません。

しかし、「怖い」と思った時点で、それはあなたの心が危険を察知している証拠です。無理にやりとりを続けたり、自分の直感を否定したりしないでください。怖さを感じたらすぐに返信を止めて距離をとり、必要であればブロックや通報を活用しましょう。

マッチングアプリは、無理をせず、自分のペースで安心して使えることが何よりも大切です。怖さを我慢してまで続けるものではありません。あなたが安心できる相手と出会い、前向きな気持ちでつながっていくためにも、「怖い」と思ったらすぐに対応することが、よりよい出会いへの第一歩になるでしょう。