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マッチングアプリが出会いの手段として定着してきた一方で、「サクラ」と呼ばれる悪質なユーザーの存在に不安を抱く人も多いでしょう。
せっかく気になる相手とマッチしたのに、やりとりを続けても一向に会えなかったり、不自然なメッセージばかり送られてきたりしていたら、それは「サクラ」かもしれません。
ここでは、マッチングアプリに潜むサクラの特徴や、見分け方、被害を防ぐためのポイントを解説します。
多くのマッチングアプリが真剣な出会いの場として利用されている一方で、すべてのユーザーが誠実とは限りません。中には「サクラ」と呼ばれる偽のユーザーが潜んでいて、出会いを求める人たちの気持ちを利用して、課金などの利益につなげようとするケースもあります。
まずは、サクラとは一体何者なのか、その仕組みを知っておきましょう。
サクラとは、実際には存在しない人物のふりをしてユーザーに接触する偽のアカウントです。多くの場合、アプリの運営側が意図的に作成していて、目的はユーザーの滞在時間や課金額を増やすことになります。
プロフィール写真はモデルやフリー素材から拾われたもので、実際に会える可能性はありません。それでも「美男美女」「趣味がぴったり」など、魅力的に見えるよう巧妙に設計されているのです。
サクラは単にメッセージを送るだけでなく、課金につながるようなやりとりを繰り返します。たとえば、「もっとあなたと話したいけど、返信するにはポイントが必要みたい」といった内容で、ユーザーにお金を使わせようと誘導してきます。
こうしたやりとりに乗ってしまうと、どんどん課金が増えてしまい、金銭的な被害につながる恐れもあるでしょう。
一番の特徴は、どれだけ親密なやりとりをしても、絶対に会うことができないという点です。会う約束をしても当日になってドタキャンされたり、体調不良や仕事の都合を理由に延期されたりするケースが続くときは注意が必要です。
こうした言い訳は、会う気がない=実在しない証拠といえるでしょう。時間と労力を無駄にしないためにも、早い段階で見極めて距離をとってください。
サクラに騙されないためには、相手の行動や言動から違和感を見抜くことが大切です。
ここでは、実際にやりとりしていく中で気づける「サクラっぽい人」の特徴を紹介します。少しでも当てはまる部分があれば、慎重に対応しましょう。
サクラの多くは、テンプレートのような定型文でメッセージを送ってきます。たとえば「あなたのプロフィール素敵ですね!運命感じました!」といった抽象的で誰にでも当てはまるような言葉ばかりを使います。こちらの質問には答えず、会話が一方通行に感じる場合は注意しましょう。
また、マッチしてすぐに「このアプリ使いにくいからLINEで話そう」「別のチャットサイトに移ろう」と誘ってくるのもサクラの典型的な手口です。
やたらと「ポイントがないから返信できない」「VIP会員じゃないと写真が見れない」といった課金に関する話題が多い相手は、ほぼサクラと思って間違いありません。とくに、メッセージを続けさせることに執着し、やりとりの中で自然と課金させようとする流れになっている場合は要注意です。
真剣な出会いを求めている相手は、こうしたお金の話を頻繁には持ち出しません。
マッチングしてから時間が経っても、具体的に会う話が出てこない、もしくは話が進んでも結局会えないという状況が続く場合は、相手がサクラの可能性があります。とくに、「今は忙しくて」「しばらくは会えないけど毎日メッセージしたい」など、理由をつけて会うのを避ける相手には警戒してください。
普通であれば、ある程度やりとりを重ねたら会うタイミングを自然と探すものです。
サクラによる被害は、出会いのチャンスを奪われるだけでなく、金銭的な損失にもつながる可能性があります。だからこそ、アプリ選びの段階から慎重になることが大切です。
サクラに遭遇しないためには、どんな点に注意すればいいのか、あらかじめチェックしておきましょう。
マッチングアプリを選ぶときは、アプリストアだけでなく、必ず公式サイトにも目を通しておきましょう。運営会社の情報が明記されているか、利用規約やプライバシーポリシーが丁寧に説明されているかをチェックすることで、そのアプリの信頼度をある程度判断できます。
運営元の住所や連絡先が不明だったり、異常に簡素な作りのサイトだった場合は注意が必要です。また、運営年数が短すぎるアプリも避けたほうが安心できるでしょう。
ユーザーの声は、サクラの存在を見抜く手がかりになります。アプリストアのレビュー欄やSNS、掲示板などを確認して、怪しいアカウントに関する報告がないか探してみましょう。
「サクラっぽい人ばかりだった」「課金ばかりさせられた」など、同じような内容の声が複数見つかるようであれば、そのアプリは避けるべきです。一方で、「実際に恋人ができた」「会えた」というリアルな体験談が多いアプリは、信頼性が高い可能性があります。
万が一、トラブルが起こったときのために、運営のサポート体制も確認しておきましょう。通報機能やブロック機能が分かりやすく設置されているか、サポートへの連絡がスムーズに行えるかといった点は、安全に利用するうえで欠かせません。
逆に、問題が起きたときに連絡手段が限られていたり、対応が遅いと感じるようなアプリは、ユーザー保護の意識が低い可能性もあります。
どんなに気をつけていても、サクラと完全に無縁でいるのは難しいかもしれません。もし実際に怪しい相手とマッチしてしまった場合、冷静に対処することが大切です。
パニックにならず、できることから一つずつ対応していきましょう。
少しでも「怪しい」と感じた相手には、深追いせずすぐに対応するのが基本です。やりとりを続けてしまうと、どんどん課金や誘導のリスクが高まっていきます。
メッセージ内容が不自然だったり、外部サイトへの誘導があった場合は、すぐにブロック・通報を行いましょう。多くのマッチングアプリには通報フォームが用意されているので、かんたんに運営へ知らせることができます。
もし、すでに課金や金銭的な被害を受けてしまった場合、自分一人で抱え込まずに専門機関へ相談しましょう。たとえば、消費生活センターや、国民生活センターなどでは、マッチングアプリに関する相談も受け付けています。
対応に迷ったときも、第三者の視点でアドバイスをもらえるので心強い存在になります。
いくら相手に好意を持ったとしても、個人情報は絶対に渡してはいけません。とくにクレジットカード番号や銀行口座、住所、電話番号などは、悪用されるリスクが非常に高い情報です。
「信頼してるから教えて」「ちょっとだけ支援して」など、言葉巧みに情報を引き出そうとする相手には細心の注意を払いましょう。本当に信頼できる相手なら、個人情報を求めるようなことはありません。
マッチングアプリは、上手に使えば素敵な出会いを叶えてくれる便利なアプリです。しかし、その裏にサクラのような危険が潜んでいることを忘れてはいけません。大切なのは、「出会いのチャンスに浮かれすぎないこと」と「相手を冷静に見極めること」です。
事前の下調べを怠らず、少しでも不安を感じたらアプリを変える勇気も必要です。サクラに引っかからないための知識を持っておくことで、安心して恋活・婚活を楽しめるようになります。安全な環境で、自分らしいペースで理想の出会いを見つけていきましょう。
株式会社flamのシークレットメディア編集部です。
恋活・婚活マッチングアプリのサービス開発で得た知見なども踏まえながら、これから恋愛を始めたいみなさまに役立つ情報をお届けします。
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