マッチングアプリで加工男子に騙されないための見抜き方

マッチングアプリでやっといい感じの男性とマッチしたと思ったら、実際に会ったときに「誰!?」と驚いてしまった、そんな経験はありませんか？

いわゆる「加工男子」の存在が、マッチングアプリを使ううえで無視できない問題になっています。写真ではイケメン風なのに、実物とギャップがありすぎる、中には写真詐欺レベルで加工している人も。

ここでは、そんな加工男子の特徴と見抜き方を徹底解説します。無駄な時間や労力をかけずに、納得できる出会いを叶えるためにも参考にしてください。

マッチングアプリにいる「加工男子」とは

マッチングアプリには、実際よりも外見を盛って魅力的に見せようとする男性が一定数います。そういった男性たちは、過度な加工写真を使って「盛れてる自分」で勝負しようとするのが特徴です。

これは女性だけでなく男性にもあるあるな現象で、最近では「加工男子」という呼び方も広まりつつあります。

加工男子は、マッチング率や女性からの反応を上げるために加工に頼ってしまいがちですが、その結果として「会ってがっかりされた」「騙されたと感じた」という相手の失望を招くことも少なくありません。

マッチングアプリの加工男子によくある写真のパターン

加工男子の写真にはいくつか共通する特徴があります。

ここでは、加工男子を見抜くために知っておきたい典型的なパターンを紹介しますので参考にしてください。

フィルター・美肌加工が不自然な写真

最近のスマホには優秀な加工機能が多数搭載されていて、誰でもかんたんに肌をなめらかに見せたり、小顔にしたりすることができます。ただし、加工に頼りすぎると、顔の凹凸が不自然だったり、まるでアニメキャラのように見えたりと、違和感が生まれてしまいます。

たとえば、輪郭がやけにシャープだったり、瞳だけやたら大きく輝いている写真は要注意です。過剰な美肌フィルターも、顔の立体感をなくしてしまうため「人間味がない」印象になります。

こうした写真は、実物とのギャップが大きくなりやすく、いわゆる「加工男子」の可能性が高いでしょう。

サングラス・マスク・遠距離ショットばかり

顔全体が見える写真がほとんどなく、サングラスやマスクで目元・口元を隠していたり、距離のあるショットばかりを使っていたりする男性も注意が必要です。こうした写真は、一見おしゃれに見えることもありますが、「自信のなさ」や「実物とのギャップ」を隠す意図がある場合も少なくありません。

「顔のパーツがはっきり写っている写真がない」という時点で警戒すべきです。加工以前に、顔の全体像を見せないようにしている可能性もあるため、プロフィール写真をじっくり見てみましょう。

明らかに昔の写真や角度でごまかすタイプ

自撮りの角度を極端に上からにしたり、斜めから顔の一部しか写していない写真ばかりの男性も要注意です。また、明らかに若いころの写真や、髪型・服装が時代遅れのものばかりを使っている場合は、今の自分に自信がない可能性があります。

「この人、本当に今こんな見た目なのかな？」と少しでも感じたら、それは勘違いではありません。違和感は、相手のプロフィールを見抜くための大事な感覚です。違和感を感じたら、その直感を大切にしてください。

マッチングアプリの加工男子を見抜くチェックポイント

加工男子の写真に違和感を感じても、「本当にそうなのか確信が持てない…」と迷ってしまう人も多いはずです。

ここでは、加工男子を見抜くために確認したい具体的なポイントを解説します。

写真とプロフィールの印象が一致しているか

まず確認したいのが、写真とプロフィール文の雰囲気が合っているかどうかです。

たとえば、プロフィールでは「真面目で落ち着いた性格」と書いてあるのに、写真はクラブでのノリノリな自撮りばかり、そんなギャップがある場合は、どちらかが盛られている可能性があるでしょう。

写真の印象と文面が一致していないときは、相手がイメージ操作をしている可能性を疑ってみてください。

顔がわかる写真が極端に少ない場合は要注意

プロフィール写真が1枚だけ、しかも顔の一部しか写っていない、そんな男性は加工男子である可能性があります。さらに、複数枚あってもすべてがぼやけていたり、暗い場所での写真ばかりだったりすると、実物と違う自分を演出しているか、何かを隠しているのかもしれません。

「顔をしっかり見せていないこと」が繰り返されているなら、それは意図的な可能性があると考えておきましょう。

ビデオ通話を避けたがる行動も怪しい

最近では、マッチングアプリ内にビデオ通話機能があるものも増えてきました。安全性を確認する手段として、会う前にビデオ通話を希望する人も少なくありません。

そんな中、「ビデオ通話は苦手」「今日は部屋が散らかってて無理」と、いつまでも避けようとする男性は、顔バレや加工バレを恐れている可能性があります。本当に会う気があるなら、少なくとも一度はビデオ通話に応じるはずです。過剰に避けるようなら注意しておくべきでしょう。

マッチングアプリの写真で加工男子を見極めるためのコツと工夫

加工男子を避けるためには、単に疑ってかかるのではなく、冷静に観察し、情報を見極める視点が欠かせません。

ここでは、マッチングアプリの写真を通して加工男子を見抜くための具体的なコツや工夫を紹介します。

複数枚の自然な写真をチェックする

1枚の写真だけで判断するのは危険です。なるべく複数枚の写真を確認し、共通する雰囲気があるかどうかを見極めましょう。

たとえば、どの写真も自然な笑顔で、加工の度合いが控えめであれば、信頼できる可能性が高くなります。

逆に、すべての写真に異なる加工フィルターがかかっていたり、顔がはっきり写っていなかったりする場合は、加工で盛っている可能性があります。いくつかの写真を比較して「本人らしさ」が伝わるかどうかを確認してみてください。

旅行・趣味・友人との写真も参考にする

旅行先での自然な風景と一緒に写っている写真や、趣味に没頭している姿、友人との集合写真は、加工作業がしづらいため、よりリアルな一面が写っていることがあります。背景が生活感のあるもの（自宅や街中、職場風の場所）であれば、より信ぴょう性が増します。

友人との写真は、他人と比較することで本人の顔のサイズやバランスも客観的に判断できるので確認してみてください。「この写真だけ盛れてる感じがするな」と違和感を感じたら、その違和感は見過ごさないようにしましょう。

疑問を持ったら、やんわり聞いてみる

気になる部分があったとしても、いきなり「その写真って加工してるよね？」とストレートに聞くのは避けた方がいいでしょう。相手を傷つけたり、関係が壊れてしまったりするリスクがあります。

たとえば、「写真、めっちゃ盛れてるけどカメラ得意なの？」とか「最近の写真も見てみたいな〜」といった軽いノリで聞くと、相手も構えずに答えやすくなります。反応の仕方や、返ってくる内容から、相手がどれだけ誠実に対応してくれるかも見えてくるでしょう。

マッチングアプリで加工男子と会ってしまったときの対処法

事前にチェックしていても、加工男子と実際に会ってしまうことはあります。そんなときに慌てず、損をしないための対処法を知っておくことが大切です。

ここでは、マッチングアプリで加工男子と会ってしまったときの対処法を紹介していきます。

相手の中身を見極めるスタンスで接する

たとえ外見が想像と違っていたとしても、すぐに「写真と違うじゃん」と否定的にならず、まずは中身を見ようとする姿勢も大切です。相手の性格や会話のテンポ、礼儀などが自分に合うかどうかを確かめる時間にしてみましょう。

加工している＝悪意があるとも限りません。自信のなさから加工してしまっているケースもあります。

見た目とのギャップは確かに驚きますが、「人としてどうか」を冷静に判断する時間にしてみるのも1つの方法です。

無理だと感じたら、無理に続けなくてOK

ただし、相手に悪意を感じたり、誠実さがまったく見られないときは、無理に関係を続ける必要はありません。違和感や不信感がぬぐえないまま付き合っても、どこかでストレスを抱えることになります。

「写真と違うから」という理由が失礼になるのでは、と悩む人もいますが、自分の直感や気持ちを大切にして問題ありません。違和感を拭えないまま我慢するより、次の出会いに時間を使う方がずっと健全です。

相手が加工バレの対応に慣れている可能性もある

実は、中には「加工がバレること前提」でマッチングしている男性も存在します。会ったときに「写真と違うって言われるの慣れてるんだよね」と軽く流したり、「詐欺じゃないよ〜角度が盛れただけ」と笑い飛ばしたりするタイプも少なくありません。

こうした男性は、最初から誠実な交際を求めていない可能性もあるため、警戒しておく必要があります。相手が開き直るような態度を取ってきたら、深入りする前に身を引く判断も重要です。

外見だけじゃなく中身を重視する気持ちも大切

マッチングアプリでの出会いには、「見た目」とのギャップという落とし穴がつきものです。とくに加工男子に騙されてしまうと、時間も気持ちも無駄にしてしまうことになりかねません。ここで紹介した加工男子を見抜くポイントをおさえておけば、失敗を防ぎやすくなります。

大事なのは、「写真がいいかどうか」よりも、「誠実な人と安心してやりとりできるかどうか」です。マッチングアプリの世界では、見た目に惑わされず、相手の本質を見極める目を養っていきましょう。